DevLOVE HangarFlight - Snow Barrage - に行ってきた
同僚に誘われて、「DevLOVE HangarFlight - Snow Barrage -」へ...
参加して良かったと感じた。
そこには「熱さ」があって、、現場にはまだまだ足りないナニカなんだと思う。
MBA率も高いなぁ〜〜っw
参加セッション
- 第1機 @agilekawabata 川端光義 氏
「普通のプログラマチームによるアジャイル開発と少数精鋭によるアジャイル開発」
XP☓Ruby!! あなたはまだ熱い赤い物語を知らないッ
著書:バグがないプログラムのつくり方
- 第3機 @haru01 家永英治 氏
時を超えた建設の道、パタンランゲージの源流にふれ再度ソフトウェア開発のコンテキストでパタンランゲージについて物語ろう。
森の賢者が織り成す、Gembaパタンの物語。
https://github.com/haru01/
- 第10機 @wackiesrock Yoshinori Wakizaka 氏
「マーケットという大空を飛ぶためにユーザーストーリーという地図を携えて」
ユーザーストーリーを用いたUXデザインッ! 今、ユーザエクスペリエンスのためのストーリーテリング -よりよいデザインを生み出すストーリーの作り方と伝え方 - をベースに、UXデザインについて物語ろう。
参考:http://www.slideshare.net/wackiesrock
- 第2機 @daipresents 藤原大 氏
「アジャイルで目指した坂の上の雲」
レガシーなシステムや先の見えない運用を抱える現場。そんな現場に飛び込み、半年間、アジャイル開発を推進した経験と、その後の彼らについて語ります。
http://daipresents.com/
出撃の刻 〜オープニング〜 HF趣意説明「Snow Barrage」- @papanda
かつて、飛行機乗りにとって、空が危険だった頃。 飛行機乗りたちは、自分たちの体験を飛び立つ前の 格納庫(ハンガー)で語り合うことで、 未知なる空を知ろうとした。 ソフトウェア開発もまた、未だ容易ではない。 かつて、飛行機乗りがそうしたように。 我々も、我々のことを語ろう。 ◆HangarFlight、しましょうか◆ 私たちはこれから先どれだけのサービスやシステムを生み出すのでしょうか。 人一人が経験できることには、限りがあります。 また、経験とは行動を起こした人への唯一の報酬といえます。 しかし、人が語る経験を耳にし、それを自分事として捉えなおした時、 自分にとっての新たな発見があるのではないでしょうか。 かつて、命を賭して、空を駆けた飛行機乗りたちにあやかり。 私たちも、私たちの空を飛び続けるために、HangarFlightしましょう。 ◆Snow Barrageの世界◆ 今回のHangarFlightは、SnowBarrage。 集まった語り手たちは、いずれも開発現場の前線を飛び回る Reckless(命知らずの) Pilotです。 彼、彼女たちから次々と繰り出され紡がれる物語から、まさに弾幕ともいえる 圧倒的な勢いを感じることでしょう。 HangarFlightはその帰り道からが私たちにとっての、旅の始まりです。 来年の春に、再びこのHangarへと帰りついて下さい。 その時、みなさんのHangarFlightを私たちは待っています。 2010.12 WinterSortie(冬の出撃) 2011.05 SpringBomb(春の爆弾)
「人の経験を知り、自分のコンテキストに沿った形でアクションを起こす」
要は、人の経験をそのまま実践しても、自分のGembaで活かせるとは限らない。自分のGembaではどう実践すればよいか? よく考える必要があるということ。
自分で全てを解決しようとしても、時間が有限である以上限られてしまう。
ひとりの一生 = 300人月
普通のプログラマチームによるアジャイル開発と少数精鋭によるアジャイル開発 - 川端さん(TwitterID:@agilekawabata)
セッション資料が公開されないもようなので、内容を記載(覚えてる範囲で、、
川端さんの事はこのセッションで知った。セッションが始まると照明が落ちたので、あまり顔は見えなかった印象。(メガネ忘れた自分が悪いの Orz)
Javaプロジェクトの事例
COBOLからJavaへ移行するということは、言語が変わるだけではなく、構造や考え方、文化が変わるということだった。(オブジェクト指向)
2006年、ここからがアジャイル開発のスタート。共通フレームワークT(Agile)とアプリケーション開発T(WF)に分かれる。
- 課題:
- チームメンバーはアジャイル開発を知らない&教育している時間も無い。
- 実践(クレド):
- その時であったのが、「リッツ・カールトンのクレド」だった。
このクレドをもとに、上記写真の「アジャイル開発のクレド」の読み合わせを毎日15分実践し続けた。
この結果、自己組織化を促すことが出来たようだ。
これはとても共感する内容だった。トップダウンでアジャイル開発を導入したはいいが、教育に関しては実施できていない。(教育が必要だと認識すらできていないと思う)
メンバ間でアジャイルの認識もあっていない状況にある中、日々継続できる認識合わせの方法を知れたのはとても良かった^^
そうなんだよね。忘れちゃうんだよね(涙 次のイテレーションの振り返りでも同じ事いってる時もあるよ(ホント)
前のプロジェクトでは、振り返り後にホワイトボードの前で写真撮影して壁紙にしたりもしてたな。
今のプロジェクトは振り返ることが目的(やればいい)になってしまったのだろう。毎日メールで確認って簡単なのだが、「メール受信 → 中身読まない → 既読」ってパターンもある。
自分たちにあったやり方をもっと模索してみよう。
-
- 実践(週40時間):
- 50週間で休日出勤ナシ&残業ナシ!!
- 実践(週40時間):
これはすごいと思った。
時間が押してて質問できなかったけど、ここのところは詳しく聞きたかった。
抵抗勢力の登場の方が刷り込まれている。
「ある日、Wikiがすべて消えた!!」
頭の硬いベンダーとの激しい死闘があったようだ。
珍しいパターンだが「顧客はアジャイル開発への理解」があったが、変化を嫌うベンダーには理解されなかった。
そのため、他社ベンダーから見積にすらケチを付けられていた。
そんな中起こった事件が、、
「ある日、Wikiがすべて消えた!!」
悪魔の声が聞こえてきた「ゴニョゴニョ・・ヤツらがやったに違いない・・」
1週間前に取得したバックアップとメンバーと力を合わせることで復旧した。
その結果、団結力が高まったようだ。
この経験を踏まえると「団結力を高めたければWikiを壊せばよい」となった
Rubyプロジェクトの事例
Javaによる開発をしていく中で「Ruby」と出会い、そして恋に落ちた。
アジャイル開発とRubyは「ビールと枝豆」と同じくらい相性が佳い。
このプロジェクトでは、キャライズムを発揮できたようだ。
少数精鋭T*1ではXPのプラクティスが合わない場合もある。(別にすべてのプラクティスを実践することが目的ではない)
だけど、テストとリファクタリングについては自由にやってもらってもハイレベルになると。
これは、川端さんのキャラの立て方が上手なんだな〜〜と感心していた。
ここで、Cucumberによる受け入れテストのデモをしてくれると、、、、、、
Cucumberが落ちているw → 青森の方にSkypeでpush依頼 → 会場でpullしてテスト実施!!
スピーディな対応ではあったが、、狙っている感も、、
Androidプロジェクトの事例
Android開発 = Javaではなく、Scalaを使用している。(言語、IDE、DBなどを強制すると「できる人」は居なくなる)
結果としてモノができあがる事が重要。技術者のモチベーションが上がれば生産性も上がるので、自由に選んでもらって構わない。
これは当然といえば当然だと思う。うちでも割とこの辺は自由が効くところだな。
ただ、次の内容はうちでは無理だと思うのよ。
川端さん曰く、「プログラマにコミュニケーション能力は不要」
できる人たち=常人の生産性の10倍だとすると、そういった人たちは普段家に篭っている人たちでもある。
コミュニケーションができなくても当然だと思う。
- 紹介された書籍
XPエクストリーム・プログラミング入門―ソフトウェア開発の究極の手法
- 作者: ケントベック,Kent Beck,長瀬嘉秀,飯塚麻理香,永田渉
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
- クリック: 33回
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パタンランゲージについて物語ろう。 - 家永さん(TwitterID:@haru01)
タイトルは、「パタンランゲージ(再入門)」なっていたが、入門すらしていない私には、、、
Agileコーチを志している。
- 伝えたいこと:
「感性重要」
- パタンランゲージ
- 現場への憧憬を具体化
- メンバとの会話
引用と書籍紹介が多かった印象。内容としては飲み込みきれませんでした (汗
きっと、詳しく伝えてくれる人がいるはず
- 紹介された書籍
- 作者: クリストファーアレグザンダー,Christopher Alexander,平田翰那
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 1993/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 33回
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- 作者: クリストファー・アレグザンダー,平田翰那
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 1984/12/05
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 114回
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- 作者: マーシャ・ブラウン,こみやゆう
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/04/22
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 2回
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などなど
マーケットという大空を飛ぶためにユーザーストーリーという地図を携えて - 脇阪さん(TwitterID:@wackiesrock)
Key Message - ストーリーでより良いUXを設計する
- ユーザーの利用コンテクストを理解する
- デザインのアイディアを創造する
- サービスやソフトウェアのクオリティを改善する
今回のセッションは脇阪さんが翻訳に携わった↓↓本↓↓の内容をもとに、ユーザストーリーについて紹介された。
ユーザエクスペリエンスのためのストーリーテリング -よりよいデザインを生み出すストーリーの作り方と伝え方 -
- 作者: Whitney Quesenbery,Kevin Brooks,UX TOKYO
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2011/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 16人 クリック: 254回
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年末に届く予定なのだが、、届かなかったら年明けから読み始めるかな。
今回のセッションは以前から興味のあったUXについてのお話でした。お話を聞いた印象は、アナリストである必要があることと兼務で担うには荷が重いなぁっと感じた。
より良いUXを設計するためにストーリーの必要性についての説明は興味をソソるものだった。
@WebUX研究会 でワークショップを開催されていたので、次回の開催には是非参加したいところ。私の印象に残ったスライドは「心的イメージを加える」というスライドだった。端的に説明しがちな私にとっては情緒的コンテクストを加えた
場合の効果を感じ取ることができたので、今後のスピーチやプレゼンテーションに活かしたいところ!!
アジャイルで目指した坂の上の雲 - 藤原さん(TwitterID:@daipresent ), TAKAKING22(TwitterID:@TAKAKING22)
- 坂の上の雲 - by daipresent
- 楽天主義
- アジャイル開発導入
- 課題
- 共通認識を1つ作る
- 見える化
- ふりかえり
- 課題
- その後の彼らは - by TAKAKING22
- その後の私たち - by daiprezent
- コーチング
- #4tate
- 「今の世界を変える」
- スケーリング
アジャイルで目指した坂の上の雲 #DevLOVE HangarFlight Snow Barrage
アジャイルの導入開発のお話を聞いていて、「親近感と共感」を覚えた事が印象に残っています。新たな取り組みって、三日坊主になりがちなんだよなぁ。
特に、チームで行動するとなるとその速さたるは、、このセッションは気付きがとても多く、週明けの職場で実践できることもあった。(タスクボードの写真を毎日撮影、Doingに担当者名を貼る)...継続中...
誰もが聞いた言葉だと思うけど、「失敗は誰にでもできることじゃない」って気持ちは重要!! この気持ちがなければチャレンジなんてできないと思う。(失敗することを前提にやるわけではないけどね)
あとは、失敗したときに諦める道を選ぶか再チャレンジする道を選ぶかってこと。チームで再チャレンジの道を選ぶためには、自分が先頭になって準備を進める必要がある。
みんなに集まってもらって、「もう一回やってみよう」じゃ全員はついてこないからね...経験済みww
次回、お会いした際は、その後のその後のこともお話できればなと思う。